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ある場所における電磁的な現象を総称して電磁環境と呼びます。電化製品や携帯電話などを使用すると、その周囲には電磁界が発生し、電磁環境に影響を与えます。一方、電子機器や無線受信機、人体もまた、周囲の電磁環境から影響を受けます。電磁環境研究室では、様々な電波利用機器が安心・安全に使用できる電磁環境の構築を目指して研究開発やサービスを行っています。
電波利用の周波数拡大や、スマートコミュニティ・スマートグリッドの普及にともなう電磁環境問題を防止するために、超高周波電磁波を精密に計測・較正する技術の研究開発や、広帯域電磁妨害波の計測技術、電磁波による情報通信機器への影響評価技術の研究開発を行い、国内外の技術基準等へ貢献しています。
人体が電波に曝された際の安全性を考えるとき、人体内部での電波曝露量(比吸収率またはSAR: Specific Absorption Rate)を正確に評価する必要があります。NICTでは、高精度な数値人体モデルと生体組織電気定数データベースを開発し、詳細な曝露評価を行っています。
〒184-8795東京都小金井市貫井北町4-2-1 国立研究開発法人 情報通信研究機構電磁波研究所 電磁環境研究室